10/28(土)18:00~19:00 終了しました!
実施報告
たまねぎの研究を続ける正村先生は、こども達がみんな知っている「ハウス食品」の博士です。そして、タイトルにある「涙の出ないタマネギ」というのは、ハウス食品グループが開発したタマネギで、切っても切っても涙がでないのです。同時に、辛みもほとんどありません。感じ方には個人差があるものの、普通のタマネギとは明らかに違います。
このような画期的な野菜が生まれたのはどんな流れがあったのか、博士から聞きました。
こども達も、タマネギに興味津々!難しいお話が嫌いな子も、とにかく試食試食(笑)
化学変化を図形で表現してくれた博士ですが、ある受講者は「算数みたい」と感想をポロリ。こども達が自分の感性で、それぞれ楽しんでくれた良い時間になりました。やはり、「食べる」ってみんな元気になりますね!
プロフィール
たまねぎ博士
正村 典也 先生
ハウス食品グループ本社株式会社
アグリビジネス推進部
ハウス食品グループ本社株式会社 アグリビジネス推進部
1989年:ハウス食品株式会社に入社、研究所で、スパイス、微生物の研究を経て、タマネギ研究へ。
2005年:涙のでないタマネギ作出研究をスタート。
2012年:筑波大学から博士(農学)を授与(タマネギ博士)、涙のでないタマネギの作出に成功。
2015年~「涙のでないタマネギ」を世の中に拡めることを進めている。
ワークショップ内容
涙のでないタマネギ
さわってみよう、切ってみよう、食べてみよう
カレーを作ったことありますか?
その時、タマネギを切ったら、目にしみて、涙がでてきませんでしたか?
おそらく数千年前から、私たち人間は、タマネギを切るたびに涙を流し、“涙のでないタマネギがあればいいのになぁ”と思ってきたようです。
実は、21世紀になって、“涙のでないタマネギ”ができたんです。
今回は、「タマネギを切るとどうして涙がでるの??」というタマネギのヒミツからスタートして、それじゃあ、涙のでないタマネギをどうやって作ったのかを紹介していきます。
そんなお話のあとは、みなさんに涙のでないタマネギを自分で切ったり、食べたりしてもらいます。
タマネギの不思議を感じる時間になると思います。
過去の実施記録
・2021年度
・2022年度
あらかじめ、スマイルボールというなみだの出ないタマネギをお送りしてスタートした今回のワークショップ。タマネギをじっくり見るということ自体、普段の生活ではあまりないかもしれませんね。そして、タマネギを果物のように食べることなんて、初めて。
これを作るまでの凄まじい道のり、そしてきっかけとなったある”自由研究”について、お話を聞きました。もしかすると、こども達にそのすごさがわかるのはもっと先でしょうか。10年、20年かけて研究すること、何年も何回もチャンスを待って試してみることの凄さは、きっと、自分が同じような経験をしたり、途中で挫折したりした時にわかるもの。
今回のお話、じわりと感動する日が、いつかきますように。