11/11(土)18:00~19:00 終了しました!
実施報告
小学生にとって、「歴史」「経済」の分野はあまりなじみがありません。普段の生活で、考えることは少ないでしょう。実際、今回受講した小学2年生の女の子は、「難しくて頭にはいってこない~!」と言っていました。素直な反応ですよね。
では、いつになったら「歴史」「経済」が自然に受け入れられるようになるのでしょうね。こればかりは、人によるというしかないですが、大人になるまで興味がわかないこともあります。
今回、上記の悲鳴のあと、博士が「でも、写真で見たお皿とかきれいじゃなかった?先生は、きれいな陶器が好きで研究したんだよ~」と優しく応えてくれました。女の子は、そこもピンときた様子はなかったのですが、「陶器に魅せられて博士になった人がいる」ということは恐らく記憶に残ったでしょう。
逆に、画面に食いつくようにして受講している男の子もいました。質問したくてたまらない様子で。モリムラブラザーズが発展させた会社が、現在も複数のグループ会社を作って反映し続けていることに感心している様子も見られました。
様々な視点をもった大人が世の中で活躍していることを肌で感じることができる時間は、たねまきめぶきの魅力の一つでもあります。「一応話を聞いたけど、興味がわかない」も大歓迎です。多様な感性が共存していることを、そしてそれでいいことをゆっくり体に馴染ませてほしいと思います。
最後に、モリムラブラザーズのお話は、現代社会でも学ぶことが多いと大人の私は感心しながら聴きました。
プロフィール
お金もうけの歴史博士
宮地 英敏 先生
九州大学 准教授
九州大学 附属図書館付設記録資料館産業経済資料部門 准教授
2004年3月
東京大学大学院 経済学研究科 経済史専攻、博士課程単位取得満期退学
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2007年3月
博士(経済学 東京大学)の学位を取得
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2004年4月
東京大学大学院 経済学研究科 助手
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2006年4月
九州大学 附属図書館付設記録資料館(旧石炭研)
九州大学大学院比較社会文化学府 日本社会文化専攻
産業資料情報講座
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2014年4月
九州大学大学院地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
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ワークショップ内容
アメリカで大人気!
すごいぞモリムラブラザーズ☆
今から100年以上まえ、日本から外国へと焼き物を売るためにがんばった兄弟がいました。多くのライバルたちがなかなか上手くできないなか、森村兄弟の会社は大もうけします。どうして成功したのでしょうか。そのすごい作戦を学びましょう。
今もヒントになることがたくさん詰まっています!