4/15(土)10:00~11:00 (終了)
実施報告
今回も、一人いくつも質問をして、全て回答していただいています。質問が出ると、他のこども達はその回答を聞いて、さらに奥深く突っ込んだ質問を重ねることがよくあります。今日もそうでした。花に注目した質問がたくさん出ましたが、もちろん前回とは全く違う着眼点です。このキャッチボールが魔法の時間。たねまきめぶきらしい時間です。先生の熱いメッセージがちりばめられていて、初めて受講するこども達も楽しそうにしてくれていたのでほっとしました。そして、昨年とは違って、今年は例年より早く咲いた菜の花やルッコラの花も見せていただきました。教科書で学ぶのとは全く違う、興味のままに進む学びの時間。2023年度も、最高の形でスタートできました!ありがとうございました!
プロフィール
キャベツ博士
渡辺 正夫 先生
東北大学大学院生命科学研究科 教授
愛媛県今治市生まれ。
1988年 東北大学農学部農学科卒業
1990年 東北大学大学院農学研究科前期課程修了(修士)
1994年 東北大学にて博士(農学)
東北大学農学部助手、岩手大学農学部助教授を経て、現在に至る。
大学での研究で世界トップを目指しながら、小中高生への出前講義も行っている。
ワークショップ内容
キャベツの秘密
日常的に目にするキャベツ。
小学生のこども達も、キャベツを見たことがない子はいないのではないでしょうか。
では、キャベツを観察したことのある子はどのくらいいるでしょうか。キャベツに限らず身の回りのものを観察する機会は、どのくらいあるでしょうか。身の回りの不思議についてどのくらい気付けるか、大切なことだけれど、つい後回しにして見逃してしまう。
博士と一緒なら、そんな”見逃し”はありません。博士と一緒にキャベツの観察を楽しみましょう♪
過去の実施記録
・2022年度
手元にキャベツを用意している時点で、小学生のみなさんはワクワクしているようでした。キャベツでいったい何をするの?という様子。
そしてお話が始まり、先生から、ヒマワリと全然違うよねといわれても、最初は、なぜヒマワリと比べるのかということもよくわからない様子でした。普段、野菜という食べ物としてしか見てこなかったキャベツと、ヒマワリを比べることは、それだけで目からウロコだったようです。
そして、実際に触って、葉をめくって観察しているうちに、だんだんと「植物」にみえてきたのか、自然と「花は咲きますか?」という質問になりました。
小学生のこども達は、「これはこういうもの」という認識をしたらそのまま疑問を持たないことが往々にしてあります。よく言えば素直なのですが、立ち止まって疑問を持って確認してみる、という面白さを知ることができた時間だったのではないでしょうか。
また、お話の中、質問への回答の中に、先生の金言がたくさん含まれていて、2021年度を卒業するメンバーにとっては、とても良い最後の時間になったと思います。