〔2023年度〕望遠鏡博士 森鼻久美子先生による「大きな望遠鏡でみる宇宙」

2024/2/24(土)10:00~11:00 終了しました!

実施報告

2023年度、最後のプログラムが終わりました!
望遠鏡のお話だということは、こども達は最初から分かっていたはずですが、想像通りのお話だったのでしょうか。現在国立天文台ハワイ観測所で研究を続けている森鼻先生には、そこにあるすばる望遠鏡の仕組みについてお話しいただきました。反射望遠鏡に欠かせない「鏡」の大きさは、8m以上。一般的に鏡というと固いものを想像しますが、それだけ大きいと様々な理由でゆがみが生まれるため、映し出す像がぼやけるそうです。お話の中で、それを緻密に防ぐ仕組みまで説明してくれました。すごい世界・・・たねまきめぶきを通してマニアックな世界に慣れているこども達は、普段の生活になじみの薄い大きな機械のことも一生懸命聞いていました。すばる望遠鏡3Dバーチャルツアーも楽しかったです!

プロフィール

望遠鏡博士
森鼻 久美子 先生

国立天文台ハワイ観測所 装置部門

略歴
神戸大学理学部地球惑星科学科卒業
神戸大学大学院人間発達環境学研究科(修士)
東京大学大学院理学研究科天文学専攻(博士) 博士 (理学)

2012年4月 – 2013年3月
特定国立研究開発法人理化学研究所 MAXIチーム 研究員
2013年4月 – 2017年8月
兵庫県立大学 天文科学センター 西はりま天文台 研究員
2017年9月 – 2019年12月
名古屋大学 大学院理学研究科 研究員

2020年1月 – 2022年6月
名古屋大学 教養教育院 教養教育推進室基盤開発部門 講師

専門分野
X線天文学、赤外線天文学

ワークショップ内容

NEW TOPIC!
大きな望遠鏡でみる宇宙

今現在、ハワイにある国立天文台で研究をしている森鼻先生ですが、なぜわざわざハワイに行っているのでしょうか。
今回は、先生が日々どんな方法で、どんな作業をしながら研究を進めているのかお話してくれます。
宇宙のお話は、何か大きな発見があればニュースになりますが、それまでにどんなことが行われているのでしょうね。大人でも知らないリアルな世界。楽しみです♪

過去の実施記録

・2021年度
・2022年度

小学生のこどもに重力ってどんなものか説明できますか?なかなか難しいことですよね。しかし、こども達の様子を見ていると、先生の丁寧な解説を聞いて、1年生でもうんうんとうなずいているではないですか。すごい。
しかも、先生は「光」も重力によって動くことをさらりと伝えてくれましたが、こんなことを正確に説明できる人はそう多くないはず。こども達は、今日の時間を通して、光も重力によって引き寄せられることを自然に学ぶことができました。この小さなタネが、将来、物理や化学を勉強するときに、ハードルを下げることは想像に難くありません。