〔2023年度〕雲博士 佐々木恭子先生による「雲ってなんだろう?」

6/10(土)10:00~11:00 終了しました!

実施報告

佐々木先生のワークショップの楽しいところは、なんといってもペットボトルで雲をつくる実験ではないでしょうか。簡易的に、アルコールスプレーを使用します。ペットボトルを変えたり、炭酸キーパーを変えたりして工夫する時間も楽しい。
ただもう一つ、印象に残るのが、先生の雲へ対する愛情です。雲ができる仕組みを説明してくださるとき、そして受講者から寄せられた雲の写真を解説するとき、体いっぱいジェスチャーを使って雲の様子を語ってくださいます。この時間を経て、雲に好感を持たない人はいないのではないでしょうか。雲って不思議、雲って面白い、雲って素敵、そう思いながら眺める空は、また違って見えます。先生、ありがとうございました。

プロフィール

雲博士
佐々木 恭子 先生

気象予報士
合同会社てんコロ.代表

早稲田大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。
バラエティー番組のディレクターを経て、2007年に気象予報士の資格取得後に民間気象会社に入社。
自治体防災向けの局地予報、高速道路・国道向け雪氷予測などを担当。
多くの人に「天気って面白い!」と知ってもらいたいという思いから、合同会社てんコロ.を設立後は、気象予報士の資格取得のためのスクールや、子供向け・大人向けのお天気関連のカルチャースクールの開催、お天気YouTuberとして毎日、お天気に関する動画配信を行っている。
出演:NHK Eテレ「学ぼうBOSAI」ほか
YouTubeチャンネル:「てんコロ.のラジオっぽいTV!」毎日更新

てんコロ.の気象予報士講座
Twitter
YouTube「てんコロ.のラジオっぽいTV!」

ワークショップ内容

雲って何だろう?

私たちが、ふだん何気なく見上げる空には、当たり前のように雲が浮かんでいます。
皆さんは、「雲って一体何だろう?」と考えたことはありませんか。たとえば、綿のような見た目の雲を、私たちは手で千切ったり、丸めたりすることができるのでしょうか?いかにも乗り心地が良さそうな、ふわふわと浮かぶ雲に、私たちは実際に乗ることができるのでしょうか?
とっても身近な存在なのに、その正体についてはよく分かっていない、そんな「雲」について、いろいろ探ってみましょう。

過去の実施記録

・2021年度
・2022年度

それぞれが用意したペットボトルを使って、雲をつくる実験。雲博士の時間は、この実験が欠かせません。事前に先生がしてくださる「雲はどうやってできるか?」という説明を実感できるのです。元々透明だったペットボトルの中が、(成功すれば)一気に白くなる瞬間、だれもが驚きます。失敗したら、もう一度、ちょっとやり方を工夫して・・・そんな時、「なんで?」と自然に疑問がわきます。別のペットボトルを急いで用意してみたり、炭酸キーパーの開け方を変えてみたり、みんな真剣な表情でやっていました。簡単にリベンジができるこの実験は、自由研究に向いていると思います。みんなが撮った雲の写真についても、名前だけでなくて状況の解説をしてくださったのが印象的でした。きっとこれからは、ふと空を見上げた時に、目に見えない空気の動きに思いをはせてくれることと思います。