タイトル
「小さな化石から探る地球の気候変動」
まさか、プランクトンの化石を選び出す作業を実際にしてみるなんてこども達は想像していたでしょうか。先生からいただいた2004年に採取した海底の砂を、研究者のように筆で一つ一つ取り出してみる作業。みんな無言で、夢中になってやっていました。
小学生ならまず知っている海という存在。しかし、その中のプランクトンに注目したことがある、そして拾い集めたことがある人はどのくらいいるでしょうか。
さらに、魚の骨のうち、化石になりやすい「耳石」を取り出す実験までやっちゃいました。魚の頭蓋骨は、いつもなら食事のあと「ゴミ」としてきっとあっさり捨てていることでしょう。しかし、それも、様々なことを調べる役に立つ存在なのです。
たねまきめぶきでは、自分の知らなかった「面白い!」に気づくことを大切にしています。まさに、今回は、たねまきめぶきのテーマにピッタリのお話だったのではないでしょうか。
受講者からの質問はこちら↓
・なぜ大きい恐竜ではなくて小さい化石の研究をしようと思ったのですか?
・今まで見つけた小さな化石の中で好きなものは何ですか?
・化石になる途中で元のおおきさから大きくなったり小さくなったりしないですか?
・先生が研究で発見した中で一番面白かったことはなんですか?
・耳石が大きいからイシモチという名前ですか?
・小さい化石を調べて昔が寒かったことが分かるということですが、大きい化石からもわかりますか?
・石炭紀とかデボン紀とかありますけど、微化石はどのくらいの時代からありますか?